「リング」を観た事のある者ならピンと来る構成であり、「攻殻機動隊」のようなSF要素を織り交ぜた脚本、ウィリアム・マローン監督が1930年代NY風にしたというセットや撮り方の映像の工夫などとても面白い。
アメリカならこうなるであろうオマージュのアイデアの落とし方も興味深く、恐怖の追求の先に目に見えない物、理解出来ない物があった事が作品を通して伝わってくる。
監督自身ホラーに魅せられているようだが、美しい白い少女といい心惹かれる世界観といい、ホラーなどと言わず、ジャンル分けという先入観無くして観るべき作品。