首塔えい

影なき淫獣の首塔えいのレビュー・感想・評価

影なき淫獣(1973年製作の映画)
3.0
アルジェント以降のイタリアン・ジャーロの代表作の1つ。
のちの
「若いカップルがエロい事してたら刺される系」
スラッシャーの原型でもあるという70年代の逸品。
おっぱいもいっぱいだがそれだけじゃあない!
終盤の隠れんぼはスリル満点!!

原題は当時の作品らしく
「遺体にはレイプの痕跡」「肉体的暴力」「トルソー」など
色々なタイトルが付けられてる。
「トルソー」が一番ド直球なイメージ。
まるで人形を壊すかのように、
美女の手脚をバラバラに切り裂いていく…!みたいな。こわ。

雑な種明かしだとか、そんなアチコチ切ってて
その程度の血糊じゃ済まんやろと思う箇所はあれど、
怪しげな登場人物・不安を煽るアングル・
殺人鬼の登場シチュエーションが凝ってて、
ジャーロの最高傑作に上げる方も居るのも頷ける。

ちなみに本作はDVDによって収録内容が異なる。

映像文化社:
最新リマスター版本編93分・チャプター・
予告編集(自社メーカー作含む)

エスピーオー:リマスター版93分・US版OP・
インターナショナル版OPED

エプコット:本編89分・ポスタースチルギャラリー・
別OP予告編等・オリジナルスコア再生機能
アメリカ盤などでカットされたシーンもカットされたままで
一番短く画質も粗め。自分が観たのはこのバージョンでした。
首塔えい

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