Koumett

氷点のKoumettのレビュー・感想・評価

氷点(1966年製作の映画)
4.2
三浦綾子の原作を数回読み、続氷点も読み、テレビでも観たことがあるので、
ストーリーは嫌というほど知っている。
これは、複雑で、シリアスな、憎悪と赦しがテーマの壮大なドラマだ。

でも。。

時代であるところが大きいのだろうけど。。

陽子が面白すぎた!笑

演技もいちいちわざとらしくて笑ってしまうが、継母のいじめを物ともしない
むしろ「今それ言ったら駄目だろ」ということを笑顔で言ってのける
天然を通り越して、◯◯というか、むしろわざとか?わざとなのか?
これこそが継母のいじめへの仕返しなのか??
ともとれる無邪気っぷり。笑

(原作の陽子は常に思い悩んでいたような、、??)

話は分かっているから、後半はもう、陽子が次に何をしてくれるのか
どんなことして私を笑わせてくれるのか、
もはやそれだけが楽しみだった。

他の出演者も皆、お芝居に時代は感じるのだけど。
でもやっぱり、陽子ダントツ!笑
もうファンですよ私。ブラボー。

継母の若尾文子は、今見ても違和感のない演技と美貌だったなぁ。

タイトルバックが、そう来たか!という切り取り方で
個人的にツボでした。
じゃじゃーん、って。結構すき。
Koumett

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