スペイン市民戦争から20年後、フランスで暮らす元共和派リーダーのマヌエルがスペインに戻って戦うことを請われ、罠を承知しながらも帰国して、自分を待ち伏せするスペインの警察署長に一矢報いようとする話。
『許されざる者』のような展開だけれど、警察署長に勝っても賞金が出るわけでは無く、帰国する意味はない。
旧友「帰っても仕方ない。なぜ行くんだ?」
マヌエル「行くしかない」
旧友「それもそうだな」
マヌエルの帰国を思い止まらせようとする神父が「どちらの立場でも命を奪う権利はない」と語るが、これを聞いたマヌエルは説得されるどころか逆に迷いから醒めたように警察署長の待つスペインに出発する。
原題タイトルは『青ざめた馬を見よ(Behold a Pale Horse)』。
警察署長が初登場の場面で白い馬(青ざめた馬?)に乗っている。