女房に逃げられ、息子に愛想はつかされ、遂にはリストラ宣告…そんな絵に描いたような悲しい男が、隣に越してきた老人の勧めで人生リベンジを懸けたある挑戦をする。それは会社に自分がゲイだと偽カミングアウトすること…。
嘘をきっかけに事が進み最終的に新たな自分を発見するというまあよくあるストーリーだけれど、おしゃれなユーモアがいかにもフランスという感じで凄く良かった。(「品質検査です」は笑った…)
ストレートの自分には、この映画はゲイに対し蔑視することも見上げることもなくフラットに描いているように見えていいなと思ったのだけれど、実際にゲイが観たらどういう感想を抱くのかも気になった。
猫ちゃんが凄く可愛いのと、経理部長がツボをおさえた美人だったので目にも嬉しい映画でした。