メルシィ!人生の作品情報・感想・評価

「メルシィ!人生」に投稿された感想・評価

【退屈な人生に刺激を求めた男の物語】

もっとぶっ飛んでいると思っていたが、フランス映画ということで抑えめでした。
コメディというよりは社会派の映画です。

会社でお荷物扱いを受けているピニョンがリストラに。
そこでピニョンは隣人の教えによりゲイだと嘘のカミングアウトを。
性差別を楯にしてクビを繋ぎ止める。
さらに周りの社員の扱いも徐々に変化してく…。

短いのでさらっとしてましたね。
性差別や人種差別について問題を投げ掛ける先進的な映画でした。
sbms

sbmsの感想・評価

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人生は映画のようにはうまくいかなかったり、意外と映画のようにうまくいったり....
普通にいい話だった。コメディではないけど、心が軽くなるような映画だった。
shinnaoki

shinnaokiの感想・評価

3.0
当時のフランスの今を描くドラマ。
この頃とあまり変わらないように思えるけどね。
みんな解雇を恐れて、誰かを陥れる、あるいはターゲットにイジワルをして落とそうとする。主人公はなんとなく解雇されそうになるけど、ゲイであるように嘘の振る舞いをすることで、なんとか解雇を免れる。
ゲイへの偏見や差別、そしてゲイだとわかると解雇されない裏アジェンダ。ゲイだと嘘の告白でもしないと解雇されてしまうという現実。辛いねえ。

差別や偏見を笑い飛ばす良質ドラマ。
ハリウッドなら、ジム・キャリーかエディ・マーフィーあたりでどたばたコメディにしてしまうところだろうが、流石にフランス作品、全員くそ真面目に演じているとこが逆に面白く笑える🎵

コメディの皮を被った社会風刺作で、漂うペーソスが大人向きの優秀作だね❗

(^^)v
なお

なおの感想・評価

3.8
ダニエル・オートゥイユとジェラール・ドパルデュー、ほんとよく共演してる。嬉しい〜

ドパルデューの変わりようが面白い。
オートゥイユ、妙にピンクのセーター似合ってる。

社長、とっさに品質検査って!笑

ラストまで楽しいコメディでした。
Erina

Erinaの感想・評価

3.7
人生って何がきっかけで
180度変わるかわからない‼︎
ゲイパレード🌈でのあの帽子のインパクトがすごすぎて笑ってしまった...!笑
イイネ👍
あれを見てクールだ!っていう息子、素晴らしい!

同性愛が理由で解雇されていた時代があると思うとかなしい。今もあるんかな?
何が普通で何が普通じゃないかなんて、マジョリティが勝手に決めていいわけがない。

コメディらしいところもあるけどしっかりハートフルドラマでした。

な〜んて、素敵で優しくて楽しいフランス映画なんだ(´∀`)

フランシス・ヴェベール監督の2000年の作品、今作の2年前の「奇人たちの晩餐会」も良かったけど今作の方が素敵!

ジェラール・ドパルデューも好きなんですが、今作の主役のダニエル・オートゥイユがいいんですよ〜 ちょっと斜め上を見る仕草がデニーロに似てるな〜 って思いつつ楽しいのなんの、最初から最後までベタベタで王道の笑いが満載です!

ドリフみたいな記念撮影、可愛すぎる子猫、飛び出す食パン、あの帽子、品質検査
楽しく優しい80分ですよ!

あの、元奥さんにズッパーンがいちばん気分爽快でしたね〜 笑笑(´∀`)

あれっ⁈ なんでだろう 笑笑笑
xyuchanx

xyuchanxの感想・評価

3.6
真面目だけが取り柄の男が、クビを繋ぎ止めるためについたはずの嘘が、人生を好転させていく。この邦題も作品の特徴を跡形もなく抹殺してるな。

他人からの受け止められ方がどんどん変わっていって、本人の自我までも変化していく様がなかなか面白かった。

フレンチノワールの名作「あるいは裏切りという名の犬」の名優2人がまさかこんな役もやれるとは、びっくり。
亘

亘の感想・評価

3.5
【つまらない男の告白】
ピニョンは真面目さだけが取り柄の男。人員整理のためにクビの危機にあった。妻子にも離れられた彼が自殺を図ろうとしたとき、隣人がクビ回避の秘策:偽のカミングアウトを伝授する。

嘘のカミングアウトによって対応が変わるピニョンの周囲と、突然の環境変化を通してつまらない男から脱皮しようとするピニョンの様子を描いたコメディ。なんといっても社内の空気の変化がすごい。ゲイを侮辱する言葉に気を付けたりピニョンを好奇の目で見たり。ゲイでも受け入れるという姿勢は素晴らしいと思うけど、周囲が慣れてないようで受け入れ方がぎこちないのはシュールで滑稽だった。

ピニョンのクビ回避のために隣人は会社にゲイバーでの若き日の自分の写真に合成したピニョンの写真を送る。極秘だったはずの写真がいつしか会社内を駆け巡りみんなが焦る。何より一番大きかったのはゲイ嫌いで有名な人事部長フェリックス。ゲイだと知ってピニョンを嫌厭したいし知らず知らずのうちにゲイを批判する発言が出てしまう。もしかしたら自身の進退にかかわるかもしれないから大げさにピニョンにフレンドリーに接する。ピニョンにセーターを送ったりランチに誘ったり不自然で滑稽。一方のピニョンは、自分の行動の反響を隣人に逐一報告していてまるで小学生のよう。

ただ単に周囲が騒々しくなるだけでなくて、この騒動からピニョン自身も成長する。まず彼のカミングアウトを疑い服を脱がせようとした女性上司ベルトランをセクハラで告発。彼女がクビになると今度は彼女の首を撤回するよう直談判する。また会社で参加したゲイパレードではコンドーム型帽子をかぶって山車に乗る。それまで前面に出ていくことのなかった彼がそんな目立つ役回りをしたりするのは大きな変化だろう

そのおかげで妻や息子も彼を再評価するのだ。

終盤パーティー後の行為から彼の嘘が明らかになってしまう。パーティー前後に工場見学をさせるかというツッコミはあるけど、「品質検査です」という切り返しは面白かった。以前のピニョンだったらそんなに魅力がなかったからこんなことは起きなかっただろう。数か月間のゲイ騒動で彼は変わったのだ。ただ嘘が明らかになっても首がつながったのはピニョンが成長して積極性を持ったり優しさを見せた成果だし、社長もそれを認めたのだろう。ラストの写真撮影のシーンは、冒頭のシーンに似ていたけどピニョンの変化がみられてスカッとした。

印象に残ったシーン:フェリックスがぎこちなくピニョンに接するシーン。パレードのシーン。ピニョンが上司と"品質検査"をするシーン。最後の写真撮影のシーン。

余談
原題"Le placard"は「戸棚」という意味です。これはカミングアウトという言葉が「クローゼットの中から出てくる」という言葉から来ていることに由来していると思います。
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