Kan

チャーリー・ウィルソンズ・ウォーのKanのレビュー・感想・評価

3.3
映画のラスト、最後のひと言が全てを物語っている。ソ連のアフガン侵攻からムジャヒディーンへの武器供与、タリバン台頭、9.11ーという歴史の「皮肉」の一面を描いた映画。9.11を教訓に、米国や国際社会はいま、戦争後の当事国の貧困対策支援にも力を入れているが、当時はそういうところにはあまり目がいっていなかった。それが仇になった。戦争というのは、その後のケアが何より大事なのだ。
映画のメッセージは非常にパワフルだが、全体的に演出が古臭い気がして、純粋に映画的には成功作とはいえない気もした。
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