Kenta

男と女のKentaのレビュー・感想・評価

男と女(1966年製作の映画)
3.0
愛していた人をお互いに失ってしまっていた男女が、あることをきっかけに出会い、関係を持つ過程を描く。賞をいくつも受賞しており、世界的に支持もされてるラブストーリー。
テーマ曲で流れる「ダバダバダ ダバダバダ」は、有名であり、聞いたことない人は少ないのでは…?

映画製作の助手として働くアンヌは、ドーヴィルにある寄宿舎に娘を預けて、パリで暮らしていた。同様に、同じ寄宿舎に息子を預けている、レーシングドライバーのジャン=ルイ。
あることをきっかけに、次第に仲良くなっていく二人。しかし、アンヌの夫ピエールは、スタントマンの仕事の最中に事故で亡くなっていた…。互いに子供とも交流をし、仲はますます睦まじくなっていくのだったが…。

全体的に評価は高いものの、僕にはまだ早すぎたのか分からないが、正直響かなかった。
全体的な印象は、大人の濃密なラブストーリーってイメージ。結婚というライフイベントを、互いに離婚という形では終わらせなかった。どちらも、大切な人を失った先を生きている。その山場を超えたこの二人の関係性には、なんだかすごい興味が湧く。大切な人を失った先の恋か…。

今作の特徴として、カラーとモノクロの使い分けのようなものが見られた。実際のところ、予算の都合上らしいが、これがまた艶やかでオシャレな感じを唆る。ラブシーンなんて特に。

兎にも角にも、物語全体を通してみても、印象が残りにくい作品だった。映画という映画ではなく、日常会話のようなものを淡々と見せられているからだろうか?
おそらくそうなのだろうけれど、そのような作品は、眠い時に観てはいけない。(うたた寝してたなんて言えない)
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