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白い嵐のJのレビュー・感想・評価

白い嵐(1996年製作の映画)
4.4
・物語★★★★★
・配役★★★★
・演出★★★★★
・映像★★★★★
・音楽★★★

“お前は仲間を結ぶ
接着剤のような存在だ”
海上での集団生活において育まれる友情と師弟愛。
画面いっぱいに弾ける彼らの若さや逞しさ、未熟さに、懐かしくもあり羨ましくもあり、そして切なくもあり、複雑な思いにさせられる。

やがて襲い来る“White squall”のシーンは、あの「タイタニック」に劣らず息を呑むほどの迫力だ。

そして感動の裁判シーンへ…。

“Where we go one,we go all.”
あの“鐘”に刻まれた「団結は力なり」の銘が、物語の上でも演出の上でも、観る者の心を激しく揺さぶる。

キャストの中でも、やはりJ・ブリッジスの安定感は印象的。
アイドル的なルックスの印象が強いR・フィリップも、決してそれだけではなく、感情の表現力の高さが素晴らしい。
主役のS・ウルフの正統派ぶりもいい。
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