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アレキサンダー大王のrumblefishのレビュー・感想・評価

アレキサンダー大王(1956年製作の映画)
3.0
“征服すべきは領土ではなく、人の心なのだ”

前半はアレキサンダーの誕生から父フィリッポス2世と母オリュンピアスを巡る親子の確執を中心に、カイロネイアの戦い、フィリッポス2世の暗殺を、後半は東方遠征、ペルシャ軍とのイッソスの戦いなどをはじめ、クレイトスの殺害、インド遠征から死去へと、一生が網羅的に描かれるが、なんか物足りない。

まず、セリフが硬いというか、説明口調でわかりにくい。
なので、字幕を読むのがしんどく、ストーリーを追いづらい。
また、場面転換がぶつ切りで、暗転しては次々に変わっていき、エピソードの羅列に感じられてしまう。
合戦のシーンなども、CGもないから仕方ないけど、数千、数万の戦いには見えず、スケール不足は否めない。

この辺が評価が低い原因かと思う。