レミー

ふたりの5つの分かれ路のレミーのレビュー・感想・評価

ふたりの5つの分かれ路(2004年製作の映画)
4.0
離婚が成立した夫婦。
どこからずれが生じたのか?別れの起因は何だったのか?
離婚した時点から時系列を遡って、出会いまでの5つの印象的なエピソードをめぐる。

1.離婚成立後、ホテルの部屋で共に過ごすふたり
2.弟カップルとのホームパーティ
3.出産
4.結婚式と初夜
5.バカンスでの出会い

特に出産のシーンは秀逸だと感じた。
急な出産について行けず、あまりに小さな存在を目の前にして、自分の息子だという実感が持てない父親。
辛い出産に加え、冷たい旦那と病室で喧嘩を始める両親に疲れた母親が、病室を抜け出して息子の姿を確認した時の安堵した顔。
同じ保育器の前のシーンでも男と女で全く異なる表情に、男女の決して交わることの無い心理を見た。


メモ
男と女-弟のゲイカップル 違いはあるのか?

結婚初夜、怖い思いをした妻が、好きよ好きよと言って旦那に抱きつくシーンが印象的だった。
というかヴァレリア・ブルーニ・テデスキの素晴らしい演技!5つのエピソードごとにくるくる変わる表情がすごい。
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