Mizuho

グリーン・カードのMizuhoのレビュー・感想・評価

グリーン・カード(1990年製作の映画)
3.4
ジェラール ドパルデュー 強姦容疑で国際手配のニュースが流れる週末に偶然見た。うーん、作品と個人は別、と考えよう。
お互いの利益と都合の為の偽造結婚。面接対策の為お互いを知り合い、時を共有する過程でお互い好きになって行く。筋もラストも読めてしまうのだが、ラストは想像と違ってた。偽装がダメなら結局結婚しちゃおう!と思っていたが、そうはならない?いや結婚するのかな???と言う示唆を持って終わる…ある意味やられました!オシャレ??
エンディングのみならず、他のエピソードもそれぞれ尻切れトンボな終わり方をする。例えば、ブロンテ両親の突然の訪問時、父はジョージの存在の真相に気づいたのか?両親はどういう理解をしたか?描かれない。これが監督の手法かな?見る人に任せるし、まあ、先の展開はわかるでしょ?と言う事かな。
NYのオシャレな街と緑豊かな公園。エンヤのBGMが更に風景の美しさと、2人の微妙な恋愛意識を彩ります。
グリーンカードのグリーンは永住権とブロンテが愛する緑を掛けているのね。
冒頭にて黒人の男児が汗を飛ばしてプスチックタンクのドラムを叩く姿はNYの人種のるつぼとそれぞれ懸命に生きる姿かな。
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