みと

星を追う子どものみとのレビュー・感想・評価

星を追う子ども(2011年製作の映画)
3.5
Netflixにて

新海監督の作品の中で見ていないものだったので視聴。

絵や世界観はすごく好きなんですが、やっぱり脚本が気になる…のと、ずっともののけ姫とラピュタとハウルが頭の中をぐるぐるしてしまって 私がジブリ贔屓だからそう思ってしまうだけかな…イヤやっぱめちゃジブリすぎる オマージュ?よね?

脚本については、複数のキャラクターにキッチリスポットを当てるから詰め込みすぎに見えるのかな…?と思いました。
いろんな人に背景があって、それぞれが自分にとっての「死」と向き合うという話だと思うんですけど、細かくいらない部分があったかなーと… 指令を受けたシンに話しかけてくれた部族の女の子とか イゾクに最初に襲われるシーンとかも
その辺りの尺をラストに使って欲しかったです。

びみょうに納得がいかないのが、あれだけ三者三様に死について葛藤させて、最終的な主人公・アスナの結論が「わたし◯◯だったんだ」という「いやそれは最初からそんな感じでしたが…」という見てる人がみんな思ってたところに至ったことです。加えて、その結論に対して「彼女は一体どう変化したのか?」が見れなかったことが残念です。あそこまでやったのにエピローグ短い〜!全てが終わった後に先生がアガルタに残る理由とか、シンが、アスナがどのように生きていくのかとか、二人が喋ってるところがもう少し見たかったなあ。

石を返してたので、二人がもう一度会えるといいなあ〜

神様たちの気持ち悪いデザインが好き
みと

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