おもしろい!
コメディで始まったはずの作品がふと気づいた頃にはシリアスなノワール調に切り替わっているのがやっぱり凄い。「悲喜劇」という言葉を地で行くタイプの作品。よく出来た脚本だと思う。
家主が帰宅しても、バスタブからお湯が溢れて部屋中水浸しになっていないことだけが残念な点だった。
しかし、残念だったのはその点だけ。
エドワード・G・ロビンソンの一人二役も見事で、善人役も悪党役も違和感なしでしっくりくるから素晴らしい。
そんでもって、ジーン・アーサーは何回みても美しすぎる。
昔の映画を見るといつも思うし、その度に言ってもいる気がするが、、1935年にこんな作品を既に作り上げていた大国に島国日本が勝てるわけがない。