旅の僧侶・小次郎法師は、全国行脚の途中神奈川県の秋谷と呼ばれる集落の古い屋敷に魔物が住んでいるという噂を聞きつけて、立ち寄ることにした。茶屋の老婆に話を聞くと、どうやら訳ありの若者が、その魔物が住む家に住み込んで日々やせ細っているという。 懇願された小次郎法師は、一度は願いを引き受け、若者の助けになろうと屋敷へと向かうのだが、たどり着く前から目に見えぬ怪しいクモの糸に絡み取られ、困難を乗り越えなければなからなかった。 何とか命拾いして屋敷にたどり着くも、そこでは魔物との対峙が待っていたのだった。