そーほー

噂の二人のそーほーのネタバレレビュー・内容・結末

噂の二人(1961年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

1961年の白黒映画、この年代の映画は私には合わないと思っていましたが
この作品は違いました。
これはあまり知られてない名作だと思います
物語がグダグダにもならず
無駄な描写が一切なく、その1秒1秒が意味をなします。
初めてオードリーヘップバーンの映画を見ましたが、この作品をはじめてに見れたこととても嬉しく思います。
カレンとジョーの結婚を知った時のあからさまな困惑は友情ゆえか愛情ゆえか
2人がいて成り立つ経営なのだから
片方が結婚で辞めてしまえば成立しないというマーサの発言は寄宿学校を思っての発言だったのでしょうか。
そんな真意に気づくのはある噂が流れてからでした。愛してしまっていると気づき
泣きながら苦しそうにその想いを打ち明けるマーサ、最後ころがっているイスを見るだけで容易に想像出来るラスト。
当時は時代の影響で強い偏見がある中で
親友と思っていた相手に抱いていた感情が愛ということに気づき、自責してしまうシーンはやるせなくて仕方がないです
あの子供さえ居なければこうはならなかった
あの子供さえ居なければ愛には気づかなったのに
そーほー

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