過去にアシッド・キングなる悪魔崇拝者が鬼ヤバ魔女を降臨させたと噂の森に集まった現代系ヒッピー集団が大変な事になるオカルトホラー🇦🇺


王道なシナリオと独特な映像表現が融合した怪作🤘
アメリカに実在した悪魔崇拝系殺人鬼リッキー・カッソを題材にした作品らしい。
本作の主人公もこの方で魔女と力を合わせてルシファー様に生贄を捧げると言うのが大まかなシナリオ。
要するにヒッピー達が魔女とサイコに襲われるのが本作の下地でございます。
ただ唐突にリッキー君の過去パートが始動したり、ループ要素が介入してきたり迷路の様なストーリー展開で見辛さあり。

本作の真骨頂は脳に来る作風にあり🤘
エクスプロイテーションリスペクトは近年ホラーで良く見られる製法ではあるけどココまでブッ飛んだ作風は中々ない。
反転色、ぐるぐるカメラワークを用いてサイケデリックでギラピカ映像を提供。
それに合わせストーナー、ドゥームと言ったスモーキーな楽曲が流れて見る覚醒剤に。
どこの絵を切り取ってもMVとして成立してしまうほどの完成度。
刺さる人にはブッ刺さるカルト街道真っしぐら案件。

そんな作風が大爆発するラスト20分🤘
それまでも脳にくる映像を提供してくれてた本作ですが終盤は特にカオス。
魔女の大虐殺が本格的に開始されボルテージアップ。
グロ描写は強く無いものの葉っぱと悪魔の化学反応が発生し見ているコッチはガンギマリ状態。
仄かに古典的なスペイン系ゾンビ映画を思わせる匂いを漂わせるのも技アリとしか言いようがない。