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奇蹟の輝きのononoのレビュー・感想・評価

奇蹟の輝き(1998年製作の映画)
3.6
子供を2人も事故で失い、最愛と夫にも先立たれ、孤独と喪失感に耐えられず、自ら命を絶って地獄に落ちてしまった妻を助けに行く夫の美しい旅の物語。
実家がWOWOWに加入したての幼い頃に見たのだけど、幻想的な映像に対して物語が頭に入らなかったので、そろそろ意味とか理解できるようになったかしらと思い、リマスター版も出たので久しぶりに見た。
妻は19世紀の修復画家、天国はパーソナルな価値観が反映されていて、油画調で美しいだけではなく、夫婦を繋ぐ仕掛けになっている。
でも、どちらかというと物語よりも映像を見てねって間が多い気がするのだけど、ロビン・ウィリアムズの行動を追体験する構成なので、しっかり観れる。
『物質は幻覚、思考こそ本物だ。』
という台詞が響く。死を受け入れて天国にたどり着いた時、飼い犬が真っ先に駆けつけたところで涙腺が崩壊しました。
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