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君に届けのanpanmanのレビュー・感想・評価

君に届け(2010年製作の映画)
3.6

鑑賞し直し。
10年前自転車を走らせて映画館まで観に行った中学生の自分を思い出しました。

大人になるとこんなに真っ直ぐに、正直に、ぶつかれることなんて無くなってしまうから、観ていると学生だったあの頃の「わかるわかる、こんなだよね」とはまた違った感想が出てきた。なんだか眩しくて、懐かしくて、でも改めさせてくれるような。あの頃には戻れないけど。


くるみちゃんの気持ちも女としてはちょっとわかる、、意地悪したくなるくらい爽子が真っ直ぐで、でも自分はちょっと計算しちゃったりするところもなんだか比べて嫌になっちゃって、でもくるみちゃんもちゃんと風早くんのこと好きだったんだよね( i _ i )ちゃんと告白してて偉い

ちづちゃんの、「あんたはいつも自分なんてって思ってるかもしれないけど、自分を信じないってことをあんたを好きって言った風早のことも信じないってことなんだよ」って台詞は本当に、「想いをちゃんと伝える」というこの作品の意味とはまた一味違った、大切な意味なのかなと思いました。


10年前の作品でも、春馬くんは眩しかった。何冊もある漫画を2時間に凝縮したのだから当たり前に映画としてはだいぶ展開が早いと思うけど、イメージとぴったりの風早くんに、かっこいいなぁと度々なり、それと同時に、もうこの世には存在しないんだと悲しくなってしまいました。
歳を重ねた春馬くんも、素敵だっただろうな。
ずっと観ていたかったです。
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