ウィレムデフォー、てっきりベトナム戦争映画におけるカオスびともしくは鬼畜びと（地獄の黙示録のマーロンブランドやロバートデュバル、カジュアリティーズのショーンペン、フルメタルジャケットのハートマン軍曹）の役だと思ってたらまさかの良心だった…痩身ゆえの軽々しい身のこなしでジャングルを駆け抜けていく姿がめちゃ頼もしかった。最初の方でテイラーがかすり傷で大袈裟に天に召される寸前茶番しててたの、なんなんこいつ…と思ってたけど、物語が進むにつれてあんな甘ちゃんだったボンボンが混沌とした戦場に適合していく様との対比だったんだな。オニールはずっとバーンズに媚び売ってて鬱陶しいやつだぜと思ってたけど、あと3日で休暇をもらえるって時にラストで小隊をまかされた時の呆然とした表情にはちょっと同情しちゃった
