プラトーンの作品情報・感想・評価

プラトーン1986年製作の映画)

PLATOON

製作国:

上映時間:120分

ジャンル:

3.7

「プラトーン」に投稿された感想・評価

joker

jokerの感想・評価

4.5
絶妙に後味の悪い、
オリヴァー・ストーンの最高傑作。

まさに「地獄」と呼ぶにふさわしい、
リアリティと臨場感に溢れた2時間。

ウィレム・デフォーも若いし、
フォレスト・ウィテカーも若くて、
それだけで嬉しくなってしまう。

あのジョニー・デップでさえも、
この時にはまだチョイ役の頃。

こんな残酷で凄惨な殺し合いが歴史上で本当に起こったことかと思うと、胸が痛く言葉にならない。

こんな誰も救われない悲劇を、
2度と繰り返してはならない。
今も活躍する有名な役者さんがちらほらと。

ウィレム・デフォーみたいな優しい軍人はやっぱり殺されてしまうのね。
てか悪人役が多いからてっきり悪い人かと思ってたら善い人だったw

吹き替えで観たのだが
ジョニーデップ出てるのに、いつもジョニーデップの吹き替え担当してる声優さんが別の人を演じてて
とってもややこしかった笑
ジョニーデップがチョイ役だからか?

仲間内でさえ殺し合いするなんて…
まぁ正常な精神ではいられないんだろうが、元も子もない。

とりあえず小さな女の子を軍人が襲うシーンが胸糞悪かった。
でもリアル。
被災地や実生活でもそうだけど、自分より弱いものを痛めつけるなんて許し難い。
戦争の無意味さを堪能できる作品。
毎日の戦場でどんどん顔つきや人間性が変わっていく姿が怖ろしい。
琉太

琉太の感想・評価

4.3
午後ロー
高校生か浪人生の時映画館で当時の彼女と観て以来30年振りくらいかな
映画館出て気持ち悪かったと非難されたの覚えてる
自分は当時はチャーリー・シーン好きだったしどんどん成長して1人前の戦士になるのが頼もしい
トム・ベレンジャーが良かった
ウィレム・デフォーは主役以上に良かった
彼のベストアクトだと思う
大麻に虐殺とただの殺し合いで正義の戦争何て無いし何の為の戦争かと
最後の戦闘シーンは暗くて味方も敵も分からない状況でしたが実際の戦場もそうなんだろうなと思った
skynet

skynetの感想・評価

4.3
すごい名作です。何度目かの鑑賞だけど最後まで引き込まれる。
ベトナム戦争を描く映画としては「地獄の黙示録」が思いつくが、あれが大コケしたのは皆が期待していたのと違って特殊な変わった任務を描いていたからで、プラトーンのようなベトナムの戦闘を生々しく体感できるものを期待していたのだと思う。(ただ、自分はあの映画も大好きでお父さんのマーティン・シーンも好き)
とにかく、この映画の実戦シーンの生々しさは当時驚きで、この後の映画にかなり影響を与えている。

バーンズが村人を撃ち殺したのをエリアスが責めて争うシーン、エリアスがバーンズに撃たれる際の二人の目だけの演技、エリアスがベトナム兵に囲まれて両手を上げて最期を遂げるシーン、ラストでラーが同じように両手を上げて主人公を見送るシーン、どれもが強く脳裏に焼き付いている。
音楽も悲壮感が漂っていて各シーンを引き立たせる。

ちょっと別の視点になるが、軍隊って組織という物の最たる例なので会社の組織というものについても考えさせられる。会社員である自分にも、バーンズ、エリアスのような上長、先輩が居たり、あるいは自分がリーダーになったりもするわけで、その際の心の持ちようというか、エリアスのような正義感、あるいはラーのようにエリアスの後を継いでメンバーを取りまとめ、後は任せろ的なカッコよさは自分の会社生活での行動規範となっている。それくらい影響を受けた映画である。
ヤマト

ヤマトの感想・評価

3.5
昔からパッケージが印象的で、興味があった作品をようやく観賞。
ベトナム帰還兵であるオリバー・ストーン監督が、アメリカ陸軍の偵察隊員であった頃の実体験に基づいた作品。
アメリカ軍による無抵抗のベトナム民間人に対する虐待・放火、虐殺や強姦、米兵たちの間で広がる麻薬汚染、仲間内での殺人、誤爆、同士討ち、敵兵に対する死体損壊など、現実にあったベトナム戦争をリアルに描いた作品でした。
まさかパッケージのシーンがエリアス軍曹を演じるウィレム・デフォーだったとは(笑)
ジョニー・デップが出てることも知りませんでした。

このレビューはネタバレを含みます

撃ちまくられた挙げ句置いてかれたデュフォーさんがあまりに酷。
おこめ

おこめの感想・評価

3.6
ベトナム戦争の悲惨さ。
アメリカ側の贖罪。

クリス・テイラー(チャーリー・シーン)=戦争によって生まれた負の遺産。

エリアス軍曹のような良心を持つクリスでさえ、最後はバーンズ軍曹に簡単に引き金を引いてしまう心の変化。復讐を果たすとはいえ、戦争によって1番なってはいけない人物に変貌を遂げてしまうクリス。

史実の上に脚本をしっかり引いて、バーンズ軍曹とエリアス軍曹という光と闇を対比として置く設定○
TRB

TRBの感想・評価

4.7
ベトナム戦争を描いたオリバー・ストーンの傑作

素晴らしい作品

実力派たちの若かりし頃の演技が光りまくっている

チャーリー・シーン演じる若き兵隊の正義感と挫折

小隊内で起こる狂宴と悦楽、嘘と欺瞞、生と死の狭間で新兵が見る戦争のリアルが見事に描かれてる

配属された小隊の軍曹に、トム・ベレンジャーとウィリアム・デフォー
2人が善と悪、光と影で相対する存在として強烈な印象を残している

オリバー・ストーンの実体験に基づいているらしい

ベトコン捜索の任務で訪れた村での出来事を機に大きく揺れる小隊

密林で気の抜けないゲリラ戦、摩耗する精神と試される倫理観

パッケージでも有名な、デフォーの天を仰ぐシーンは強烈に脳裏に焼きつく今作きっての名シーン

戦争に行くとあんな風に変わってしまうのかそれとも変わらないのか

あんなに残酷に人を殺せるようになるのかな
そう考えると怖い
自分はエリアスとバーンズのどっちなのか
状況によってどちらの顔が出るのか
表裏一体でどちらも切り離せない自分の一部なんじゃないのか

ベトナム戦争の苛烈さと残酷さを痛感する作品。

怖い
戦争って怖い

でもナム戦の装備なんかは好き

ウィリアム・デフォーも好き
うさき

うさきの感想・評価

3.8
ジャケットは主人公ではない
しかし、心に残るシーンではある

戦争というものを、アクション的に、俯瞰的に、抽象的に描いているものは見てきましたが
本作は、普通の一兵隊の視点に立っている

「なめられるぞ、殺しちまえ」
みたいな台詞があり、身につまされた。
なめる、なめられる
殺す、殺される
勝つ、負ける
こういう考え方、判断基準がある限り、戦争というものには価値が生まれる
今の日本も、だんだんと戦争に向かっているような気がする

戦争が息を潜めている時代にあって
作品を鑑賞し、戦争を疑似体験することによってのみ
今の平和を感じることのできる。そんな自分自身が恐ろしい。
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