磯部宗潤監督・脚本

内田竜次
吉田恭平
水野桜花
西村昌広

愛と罪が交錯する衝撃のサスペンスドラマ
（2025年公開　89分）

WAO！エンターテイメント
関西（大阪？）で舞台を中心に活動してる団体が製作した長編映画第二弾


「あなたのお父さんは本当のお父さんだと
なぜ言い切れますか？」

このキャッチコピーに惹かれて観てきました

家族の絆とは
を考えさせられる良作でした

物語は
平穏に暮らす親子のもとに起こった、ひとつの事件
通りすがりの「ひったくり事件」から始まる違和感
刑事・宅間の直感が働いた瞬間、封印されていた“過去”が静かに動き出す
と始まります

父は息子を男手１つで大切に育て上げ
その息子には、もうすぐ子どもも生まれる

「おじいちゃん」となる日を楽しみにしている食卓から
少しづつ、その家族の真実が明らかになっていく構成には胸が締め付けられました

真実がどうとか、って
もういいやん！
と思い始めたときに
父の本心が保育園のもと園長から語られ…

父の気持ち
息子の気持ち
息子の妻の気持ち
それぞれの立場の心が切なくて、
やるせなくもなりました

愛ゆえの罪か、罪の中の愛か

人を救うことの難しさ
自分自身が、赦しを得ることの難しさ
これらを現代社会の闇と絡めて表現した今作

心が揺さぶられる作品でした

「#誘拐犯」を観てきた。かなり練られたストーリーで面白かった。この人が犯人なんだろう、と簡単に想像つくのだが問題はそこではなかった。なぜこんなことになったのか。次第にその背景や真相が見えてくる。全てが明かされた時、感情移入していた心が揺らいでゆく。いい作品だった。

#シアターセブン