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プレシャスのthickwillのレビュー・感想・評価

プレシャス(2009年製作の映画)
3.7
モニーク演ずる母親は賞を貰うだけあって、むちゃくちゃ腹立つので、一件の価値あり。 この映画の惜しい所であり、敢えてやっていることだろうが、プレシャス自身の心の内が見えにくく、気持ちはわかるものの、感情移入しにくい。 それが故に、泣きたいのに泣けない。 真っ向から泣かす仕組みにしていないし、描きたいのがそこではないのだろうが、だとすると初めて出来た友人や先生にプレシャス自身が何を思ったのかをもう少し吐露して欲しかった。 ただ、それをし過ぎると、また違った映画になっていたので、なんとも。 マライヤ・キャリーのカウンセラー役が目立つが、マライヤよりも先生がたまらない。 可愛い。 この映画の前にデジャヴを見たので余計に(笑)
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