キヒチキ

プレシャスのキヒチキのレビュー・感想・評価

プレシャス(2009年製作の映画)
3.5
プレシャス…パッケージとは全然ちがって、めっちゃ重かった💦

数学の先生が好き。
先生も私のことを好きかもしれない。
そんな妄想にすがりつくしかないプレシャス。

現実は…
実の父にレイプされ、
16歳にして二児の子持ち。
1人はダウン症。
娘の名はモンゴ。モンゴロイドのモンゴ。
ふたり目はお腹の中。
母親は助けてくれるわけでもなく、
逆に夫を取られた嫉妬で
プレシャスをさんざん虐める。
毎日毎日、罵る。
それも激しく罵る。
読み書きもろくにできない。
友だちも1人もいない。

それでも、自分の妄想で、
救いをなんとか見出そうとしてるプレシャス。
見ていて、とても切なかったです。


そんなプレシャスが、
ある先生と出会い、
いろんな仲間と出会い、
ふたり目の子どもを育て、
愛を知る。

本当の愛を先生が語るシーン。
お母さんとマライア演じるソーシャルワーカーと3人で話すシーン。
涙が出ました。

だんだん目に光が見えてくるプレシャス。
残酷すぎる現実。
重いけれど、
考えさせられる作品でした。
子ども、幸せに育って欲しい…😢
キヒチキ

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