青沢さりた

マルタの鷹の青沢さりたのレビュー・感想・評価

マルタの鷹(1941年製作の映画)
3.6
ミステリー映画ベスト10に挙げられてたので
気になっていた映画。
ハンフリー・ボガート演じる探偵スペードの
粋なセリフと余裕に溢れた態度が
クラシックなカッコよさを満面に出してます。
まあ割りに自分勝手なことばっかり言ってますけど…。

特にヒロインのブリジット;
私のせいで相棒さん殺されました
でも何も言えません
でも助けてくださいって;
何言ってんだこの人ってなりましたが
そのあとすぐいきなりキスするスペード。
ああやっぱり美女だからなあ…

てなことを感じてるうちに家出娘の話が
全くの嘘で、実は価値ある彫像をめぐる
欲望の物語で。
その駆け引きはシンプルですが
魅力的でした。

そして最後の最後にある真相が。
相棒のマイルズの死にあまり動揺した様子を見せなかったスペードが
「ただの相棒だろ」のセリフに返した
「男は相棒を殺されたら黙っちゃいない」
のセリフがカッコ良かった!!
探偵と相棒の関係だーいすきな身なので
それを軽視して助かろうとした
あの台詞は許せんかったです。
マイルズの嫁さんもなんか変だし…。

女性で可愛いのは秘書のエフィーさん
だけでしたね。

昔の映画は今に比べると淡々としてるのは
否めませんが
そこがいい味で楽しめました。
青沢さりた

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