ゆうひ

ゴッドファーザーのゆうひのレビュー・感想・評価

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)
4.6
記念すべき300本目登録!
面白かった!!

前半は正直、思い通りに行かなかったらすぐ威圧して言うことを聞かせようとする集団の武勇伝なんて面白くもなくて真顔だった。(ジャンルからして当たり前だけど、ちょっと冗長?)

でも事が動き出してから、名シーンの連続だった!

映像も音楽もいい。
言わずと知れた名曲「ゴッドファーザー 愛のテーマ」の使いどころはグッと来たし、料金所のシーン、トマト畑のシーン、洗礼のシーン(渋い!)は見てる時高まりすぎて最高の映像作品だ!とまで感じたw

クライム映画の面白さはもちろんのことだが、諸行無常の味わいと、人間関係の見せ方がよかった。人間関係の伏線が回収されるじゃないけど、後から「この人ここでまた出てくるんだ」というのがある。まだ一度しか見てないけど、多分見るほどに楽しめる作品。

俳優もよかった。
いやアル・パチーノ良すぎやん?
前半と後半の演じ分けすごいし、アルパチーノのターンになってから渋すぎやん。

そして最後のカットでドカンとこの映画が大好きになった。ホラーとかミステリーが好きなので、怪奇とは違うけども、あの1カットを入れることで色んなことを考えさせられるし、何とも言いがたい趣を感じさせられた。あそこでメインではなくあの人を映す意図。悪者をやっつけましたとか世界が平和になりました的なわかりやすいエンドではない、この味わいが渋い。

そして冒頭とエンドはジョジョ5部だったw
この映画を見てああいう切り取り方するのはすごい面白いなと思ったw

ただまー終始どこかで「な?家族が嫌な目にあったら悲しいやろ?今までアンタらが威圧してきた人たちにも家族がいるねんで?もう普通にしたら?」というオバチャンマインドが捨てきれず、どーしても憧れることができなかった。
ゆうひ

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