ロボトミー

ゴッドファーザーのロボトミーのレビュー・感想・評価

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)
4.0
これを観ずしてなにをいうか と知人に怒られたので視聴。
裏切りと報復と見せしめのステレオタイプといいましょうか、一本で様々な死に様が見れるのでとてもお得。
一番好きな死に様はアポロニアの車爆死ですなぁ。太陽まぶしいイタリアでちょっとしたロマンスからの…。いい女でしたねぇ。
一通り観終わり、一息ついてからついその前後のシーンに遡り反芻しておりました。結果を知った上で、敷地内で楽しそうに車の練習をしているシーンを観るとなんだかすごくよくてですね(上手に曲がれてないところとか)
女性が車のクラクションを鳴らすたびにこのシーンを思い出すことでしょう。

でまぁ有名な「ゴッドファーザー 愛のテーマ」の「愛」についてずっと疑問があったんですけど観てからは「たしかに愛だ」と漠然と実感するようになりました。きっと愛は悲壮を伴うものなのでしょう。

昭和歌謡っぽいと思ったら倍賞千恵子さんがカバーしてたんですねぇ。
そのつながりを考えるとこの映画は過激な「男はつらいよ」といってもよいかなと思います。
ロボトミー

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