犬野

アカルイミライの犬野のレビュー・感想・評価

アカルイミライ(2002年製作の映画)
5.0
感情が手に伝って身体の中へと流れていく血の臭いが日常の中に当たり前のように充満しているという感じがした
青く冷たい水槽の中でアカクラゲはとても目を惹くような美しさを放っていて、美しさと死が隣り合わせになっている瞬間が同じ水槽にあることが不気味に思ったりした
オダギリジョーの演技にとても引き込まれた
どうしようもない主人公だけれど、放っておけないのが不思議だった。
恐ろしく自分とは見える世界が違うのだろうとおもう、人間は一人一人見える世界が違うから、一人一人違った絶望も希望もあると思った。
犬野

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