君にジュースを買ってあげたい

幻の薔薇の君にジュースを買ってあげたいのレビュー・感想・評価

幻の薔薇(2009年製作の映画)
3.8
他の方々も書かれている通り、レアセドゥを堪能するための映画という感じはある
髪型・メイク・肌艶など、細部に渡り彼女の美しい部分が光る。

だが、カメラワークというか編集がかなりシンプルである。カメラも大きな動きがあるというよりは必要最低限の前後・パンといった感じ。それを古いと感じる方も中にはいるようですが。。
2009年の映画とはいえワンシーンワンシーンをあまりカットを割らないで一連でやるあたりもフランスっぽくて良い面もあるが、これがなんの場面でどういう場所なのか、それを踏まえてこの作品の世界観というのは説明がなく、なかなか理解が追いつかない部分はありそうな気がする。

メインとなる登場人物たちの自宅以外の場所はなんとなくずっと続いていく為、それが苦にならなければ楽しんで見ていられると思うが置いてけぼりになる可能性は十分にある。これはこういうものだとして理解して見ることができれば絵はとても面白いと思います。