小さな火の歴史／くすぶりの年代の記録のうさぎ部うさこのレビュー・感想・評価

1975年製作のアルジェリア映画。1930年代終盤の干ばつから1954年のアルジェリア独立戦争の始まりまでを、ある男の人生を通して描いた壮大な物語。178分という長尺、説明はほとんどないので、アルジェリアの文化や歴史を知らないと理解しづらい箇所も多いし、CGもない時代のあまりに生々しい演出で、体力は消耗したが、一見の価値あり。あと、フランスに対する見方が、私の中でかなり変わった。