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花はどこへいったのmhのレビュー・感想・評価

花はどこへいった(2007年製作の映画)
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ベトナム戦争で使用された枯葉剤(エージェントオレンジ)が現地のひとたちに及ぼした影響を取材したドキュメンタリー映画。
戦場カメラマンだった旦那さんを枯葉剤の後遺症で亡くした奥さんが取材開始。
貧しい生活のなか土間に寝かせた重度障碍者を介護しながら生きているベトナムの家族が何組も登場する。
見ている側への配慮なのか、つぶさにとらえようとはせず、彼らのすがたを遠くかもしくは短時間押さえているのみ。それでも心揺さぶられる。
最後に紹介される子が見た目もいちばん重度でかなりの衝撃を受ける。
なんていっていいのか言葉が出てこない。
枯葉剤の被害を認めないアメリカ政府もほんとひどい。
見といてよかったドキュメンタリーだった。
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