
「お兄ちゃん、緊急事態です。お父さんとお母さんが消えました」 真夜中、ひきこもりの妹・真昼から突然の電話。 遠間木健は半信半疑ながら、都内から急ぎ茨城の実家へ帰る。だが、そこに両親の姿はない。代わりに家には、名探偵と霊媒師というよく分からない二人の来訪者がいた。 両親は毎晩「深夜2時22分」に現れる幽霊に連れ去られた――? 部屋に残された幽霊の髪の毛、押し入れから出てくる不思議な絵。健は、家族に何が起きたのかを探るうち、妹の孤独や不安、そして家族の真実と向き合うことになる。 消えた両親の行方、深夜に現れる幽霊、妹の出生の秘密、そして家で起き続ける不思議な現象。 幽霊か、事件か、――家の中に潜んでいた見えない「何か」が蠢く時、すべてが絡まり、ほどけ、思いも寄らぬ真実へと向かっていく。