Ryan

デビルのRyanのレビュー・感想・評価

デビル(1997年製作の映画)
2.9
アイルランド訛りのブラピ


ストーリー
ニューヨークの警察官トムの家に一人の青年が同居することになった。彼の名はローリー、トムの祖先の地アイルランドからやって来た優しい笑顔の好青年だったが、彼の真の正体はIRAに所属する国際テロリストだった......。


主演 ハリソン・フォード
監督 アラン・J・パクラ


ハリウッドを代表する"アメリカの顔"ハリソンフォードとブラピの二大共演に胸は高鳴るが、どうしてもアイルランド系には見えない。
確かにブラピはアイルランド系の血も引いているが、それでもアメリカ人にしか見えない。
そんな彼が喋る"アイルランド訛り"
逆にレアなものが見れた印象だ。

ストーリーが面白くない。
流動的な陰謀論なのに、それを消し去り急に始まる熱血漢物語とラストの意味不明な終わり方に「記憶に残らない」そう思わざるを得ない。
せっかくの良い設定等も台無しにしている事は間違いない。
中盤からはブラピの美しさとハリソンフォードとの関係性に焦点を当てるばかりで展開も弱い。映画化に向いていないとさえ感じた。

良かった点はハリソンフォードとブラピのコラボ。2人の「擬似体験」的な関係性が父子に思えてきて微笑ましくなる。そこは良かった。

全体的に緊張感もなく、あるのは予想できるオチばかり。残念であった。
Ryan

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