ラビリンス＊ラビリントスが秀逸。今では逆にこんな雰囲気のモノは作れないだろう。
日常の中に見え隠れする幼い頃に恐れていたものが、突然理不尽にやってくる夢の中のような世界。子供の頃に感じた夕暮れ時のよく分からない何だか不安な気持ちを描いたような作品。
一言で表すなら不気味、でもそれだけではない不思議な世界観。
走る男はエモーショナルな世界をひたすらに走る男の話。車と自分が壊れ行く様がスピーディに描かれている。
工事中止命令も通常運転から少しずつおかしくなっていく様が理不尽な世界観と相まって不気味で好き。機械の中で人間がたった一人って本当に恐ろしいことだ。
あまり知られていないのが残念な位、どの作品も魅力的で惹きつけられる。
