しの

風と共に去りぬのしののレビュー・感想・評価

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)
5.0
映画中の映画だと思います。今年の良い締めになりました。

スカーレットの戦争に翻弄されながらも誇りを失わずに生きる強さと、その周りの人々の苦労が途中観ていて辛かった。たまに現れるメラニーが癒しでした。

カラー映画が始まって間も無い1939年にこれだけスケールの大きい映像が撮れたことがまず凄いと思います。メッセージ性のあるシーンは赤が強く使われていた印象があります。

南北戦争の負傷者が横たわる駅のシーン、アトランタへやってくる北軍から逃れるときの火事のシーン、そして前半ラストでスカーレットがタラの大地と共に誓いをたてるシーン…。満点以外の何物でもありません。こんなにスクリーンで観たいと思う映画はそう無いと思います。それに映画音楽アルバムには必ずといっていいほど登場する「タラのテーマ」。。。素晴らしい映画でした。
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