ニーゴ

風と共に去りぬのニーゴのレビュー・感想・評価

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)
3.3
もう少し若く、知識のあまりない頃に観るべきでした。
今の時代に観てしまうとなんとも複雑な気持ちになる、というのが正直な感想です。
でもほんの数十年前に放映された映画なのですよね。

女性の人生を描いているという点では面白く楽しんで観ました。
スカーレットは非常に女性的(感情的)でありながら、強固でした。
さすがに強気すぎ、天邪鬼すぎたかな。
内容も個人的にはもう少し掘り下げて欲しいところがありました。
説明的になる映画は面白くないですが、もう少しだけスカーレットをよく見せるシーンも欲しかった。
それが少ないので感情移入がしづらい気もします。
レットは最初から最後まで魅力的に描かれているからこそ気になります。
メラニーもいいですが、アシュレーはひどい。
あんまり酷くて悲しくなるほどでした。
ただラストは嫌いではないです。
あそこがスカーレットの醍醐味というか、女性の醍醐味というか、よさですね。
生きていくのに大切な力です。
そういう意味で人生の教訓を得られる映画であると言えます。
そして、よい感情を持って自分が思っていることは、些細なことでも素直に口にして相手に伝えようと思わせてくれました。
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