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テラ戦士Ψ(サイ) BOYのmitakosamaのレビュー・感想・評価

テラ戦士Ψ(サイ) BOY(1985年製作の映画)
2.8
エリア88と同時上映らしかった菊池桃子主演のアイドル映画。今回スカパーにて初観賞。多分今回の機会が無ければ一生見なかっただろうな。

そして…なんじゃこの内容…。

高校生のモモコ(菊池桃子)が、遊園地で遊んだ6歳の記憶を思い出したタイミングで超能力が覚醒。同級生らの超能力のの仲間探し、封印されていた宇宙人・ボーイを解放する話。
他に超能力の研究組織であるゴールデンフレイムが存在し、ボーイの入ったピラミッド型のガラスの争奪戦を繰り広げる。

特殊メイクでゼイリブみたいな顔のゴールデンフレイムと、部下のマルイに竹中直人。
菊池桃子と竹中直人、モモコの親に朝丘雪路と上條恒彦。
ぶっちゃけそれ以外の俳優が全然わからんな。

みんな演技は下手っぴだが、竹中直人だけが自分のキャラを獲得してて独壇場だ。

全編に渡る、厨二病拗らせ具合が半端ない。80年代なのでヤンキーブーム真っ盛りだが、ヤンキーカルチャーに染まらなかった側のセンスだよな。
菊池桃子を支持する層がイケテナイグループだったのかねえ?

日常を脱したい欲望を超能力者になるという空想に準えたのは、アイドル映画のファンタジーとして最も正しい姿だったのかも知れない。
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