パリパリ海苔

雨に唄えばのパリパリ海苔のレビュー・感想・評価

雨に唄えば(1952年製作の映画)
3.7
ビジュアルが魅力的で大ぶりな演技が上手なリナはまさにサイレントのために生まれてきたような逸材で、だからこそトーキーの時代には取り残されてしまう。彼女を単なる悪役として消化するのはあまりに惜しい。その悲哀をもっと描いて欲しかったとも思うが、本筋はドンとキャシーのラブストーリーだから仕方ないのかもしれない。「ふんっ、おもしれー女」的に始まる2人の恋は、まさに舞台劇と映画の結婚であろうトーキーの現場において成就する。
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