これをサスペンスと呼んでいいのなら現時点邦画の中で一番好きかもしれないと思ったくらい。シャブロルの言葉を見てほんとそれだ!それ!となった。冒頭の長回しオープニング、これから自主映画を撮る大学生達が相米が〜とかウンチク言いながら移動していく。もうそこは柳町監督なのかその他なのか、トューマッチな今やってるやん感があるのだけどそこからブレイクダンスシーンまで見るとググッと来てしまう。
柏原収史と吉川ひなのカップルがいびつで凄い。「他の男できた、インターネットで知り合った」「ヤッた?」「まだ。ヤッちゃうかも」「いいよ、ヤッて」もうゾクゾクするし精子欲しいと言い出す始末。
真夏なのにジーンズをブーツにinする前田愛の彼氏は登山部のキャプテンで玉山鉄二なのもキャスティング最高過ぎる。
もう色々言いたいことはあるけどベストはスープのすする音とスパゲッティを食べるだけで気持ち悪さをくれた目の笑ってない黒木メイサです。
もうカミュとかどうでもいいし。また見ます。