カミュなんて知らないの作品情報・感想・評価

「カミュなんて知らない」に投稿された感想・評価

WINSRIVER

WINSRIVERの感想・評価

4.5
怪作。映研のノリまんまでエモすぎたし、吉川ひなの凄まじすぎる。徹夜明けのような、夢とうつつを往き来する感じのテンションで疲弊してしまう。
約10年周期で記憶の殻を唐突に突き破り改めてその異様な存在で私たちを狼狽させてくれます。
柳町光男『カミュなんて知らない』

やはり日本映画は面白い!
こんな作品が脈打っているのですから。
しかもそれがさほど遠い昔の映画などではない事に私たちは率直に感激致します。
万田邦敏『接吻』青山真治『helpless』大森立嗣『ゲルマニウムの夜』と共に柳町光男の『カミュなんて知らない』は一度でも観てしまえば約10年周期で唐突に記憶の殻を突き破る(戸惑わせ映画)として刻印されるに違いありません。
この作品の素晴らしさは演出や音楽、役者たちのレベル云々よりも(気配)そのものが徹底して孤立しているという点に尽きます。
初めて観た時にはその(気配)の神出鬼没さ故か,まるで特殊詐欺の被害にでもあったかのような不安にさえ駆られます。
封切られた直後、これだけ個性的な作品でありながら誰も言及してこなかった理由が今になって分かります。
詐欺被害にあった相談なんて易々と持ち出す者などいないのですからw
騙されたのではなく、実は愕かされていた、と気づいたら公開から10年が経過しておりました。
よくわかんなかった…
柳家小三治が出てた…ふぇぇ

ラストシーンが好きでした、ラストシーンのためにも、かいつまんででもいいから全編見た方がいいですね
玉山鉄二が言ってた「全部映画のせいか。」はどこまでの全部なのかが分からなくて怖い
当時の学生のテンションと立教の喫煙所の多さを知れてよかった
吉川ひなのの圧倒的ヘラー臭と下品な黒木メイサ(新人)
えらく説明的なセリフと90's感漂うファッションが若干臭い。
モノホンの映画を追い求めた末、更に失恋がトリガーとなり(ザックリ言い過ぎか)、完全にイっちまった映画オタクたちの超現実
ここまで生々しい集団の狂気もそう観れない、映画史に残るラスト
決してスムーズとは言えないし、不要と感じる要素もあるが、得難い作家性を本作に見た
げんき

げんきの感想・評価

3.7
大学進学時に父親に進められて。
9割母校でロケが行われているってだけでも見る価値あり。


ワンカット長回しについて長々話ながらのワンカット長回し

粛々としたテンポで、引き込まれることはない。
ところが
ラスト、現実なのか夢なのか
真実なのか虚構なのか
その不可解さ、不気味さで一気に持っていかれた。
とんでもないものを見てしまった。そんな気分

「試してみたい」
そう思うことってあるよね
柳町監督だから観るか程度だったがビックリした。前半部分も田口トモロヲが大学生だったり可笑しいが、映画内の主演も監督も代わった辺り、黒木メイサが音を立てて飯を食いだした辺りから圧倒的。
大学生のファッションは最悪だし、冒頭からまるで映画の教科書的な雰囲気でいきなりのトゥーマッチ感だったけれど、不穏でスリルのある進行っぷりには心を奪われ、メイサと本田博太郎とのお食事場面〜柏原くんがいなくなるあたりからいきなりグイグイ面白くなる。ラストはシャブロルのような不可解さと心地良さ。わたしがみたいのはこんな映画。素晴らしすぎた。
結末を見せないというテーマ。
すべての出来事がぼんやりとしたまま終わっていく。

黒木メイサの存在感やばい。
Pudding

Puddingの感想・評価

3.0
ある大学での自主映画作り&ドロドロした恋模様を主軸とした映画。

一時の感情に流されるメンバー、そんな中途半端な気持ちで面白い映画なんてできるわけないだろ!と何度もイライラする場面があったものの、最後の最後、エンディングで一気に評価が上がった一本です。
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