2023-56
遅ればせながら初めまして、ヒッチコック監督。
足を骨折して車椅子から立てないジェフが窓から他人の家を眺めているときに、殺人事件が起きていることに気づく。
なんとなく、「氷の接吻」で主人公EYEがターゲットの部屋を窓から覗いてるときに殺害現場を見てしまうシーンに似てた。あのシーンは本作を真似てたりするのかな。
ネタバレあり↓
近所の人たち部屋の窓全開にしすぎだし、不用心すぎだし、妻殺害疑惑の男も窓開けて怪しいことしすぎだし、他人の部屋を覗きまくるジェフもちょっと気持ち悪いんだけど、サスペンスとして楽しめた。
最初は退屈だったけど、話が動き出してからはまぁまぁおもしろかった。CGがバカ不自然なのは時代的に仕方ないね。あとちょっと長く感じた。
犯人は本当にセールスマンかと思いきや、実は真犯人がいたりし…………なかった〜〜〜!ないんかーい!裏切らないんかーい!そのまんまなんかーーい!おっさんシンプルにサイコパスだったんかい。色んな映画でどんでん返しされすぎて疑っちゃった。でもバラバラにしてるとはいえ死体を部屋に置いてて臭いしないのかな。
なんでジェフの部屋は常に開けっ放しなんだ(笑)セールスマンに侵入されたときは、キッチンに行けば何かしら武器になる物を取れるのに何をしてるんだって思った。
ていうか1954年でカラーなことに驚いた。白黒だと思ってた。戦後十数年でカラー?すごくない?カメラみたいな物があるのも驚いた。これまでは、ロバート・レッドフォードのホット・ロック(1971年)あたりが観た中で1番古かったけど、これで更新されちゃった。
女性陣が全員、蛍光赤リップなところに時代を感じる。あと、何なのか分からない物があった。花壇の花を見比べる時に使ってた、写真が入ってる四角いやつ何それ?電気パチパチ(フラッシュらしい)何それ?みたいな(笑)
グレース・ケリーが美しすぎて釘付け。綺麗すぎる。
人気絶頂期にモナコ公妃になったようで、女優として伝説化してるっぽい。人気絶頂期に死亡したり引退したりすると伝説になるよね。
何故か登場人物の目の色が濃い濁ったブルーばかり。偶然だろうけど、目の色が被りまくってるのが不思議な感じだった。