裏窓の作品情報・感想・評価・動画配信

「裏窓」に投稿された感想・評価

健太郎

健太郎の感想・評価

3.5
普通に完成度高くてワロタ

今の時代 話しが複雑化する世の中にこれくらいサッパリした方が気持ちがええ

主人公達の行動原理にも説明がつき納得がいく

ただ古い映画だから仕方ないが「話しこれで終わりかよ!」みたいな 今だったら炎上するからもうひと盛り欲しかったね

ニコラスケイジのnextって映画覚えてるだろうか あれの終わり方くらい衝撃だった
窓から覗く他人の生活。
暇潰しから興味が湧き疑念が確信となる流れ。
妙に心地良い台詞の応酬。
グレース・ケリーの美しさ。

窓から見える景色以外には何もないが、映る人々がそれを非日常の体験へ誘う。何度目かの観賞だが、毎回面白く感じる。

メインの部屋以外の顛末にもオチがあり楽しい。
<概説>

療養中のカメラマンは毎日隣家をのぞき見ては、味気ない日々の慰めとしていた。そんな退屈な日常の中に不審な男の影が出現する。雪だるま式に肥大する疑念。突如消失した隣家の妻。名手ヒッチコックの仕掛けた一連の違和感の真相とは。

<感想>

バロネス・オルツィでもこんな作品書きはしないぞ!

犯人や死体はおろか、依頼人すらいない安楽椅子探偵モノ。ソレは斬新といえば斬新なのですけれど、私としてはコレはどうもナシな部類。

シチュエーションや作風自体は悪くないのです。

カメラマンが窓から隣人を窃視する。夕闇にまぎれて現れる不審な男の影。不穏さを増幅させるギラギラとした金属器。謎が謎を提起してくる思考の迷宮。

ただそれが主人公の思考に過ぎないのがなんとも。

見方を中立に寄せてしまうと、正直主人公は偏執病患者にしか見えないのです。自己完結して妄想を肥大させ、挙句「コレは殺人事件だ!」と。作中で一番怖いのは、一連の流れで自分を疑わない主人公だったり。

そんな見方をすると作品展開自体も気がかり。

事件が先にあって容疑があるのではなく、容疑に追従する形で事件が展開される。まるで強要された自白に、事件の辻褄を無理矢理合わせているような猛烈な違和感。

製作から半世紀以上経過してなおこれ程の感情を喚起するのは、本作が名作である証拠なのでしょう。ただ率直な意見としては、映画史学習目的以外では他人にオススメすることはあまりないです。
okawara

okawaraの感想・評価

4.5
何度見ても全く分からないのが、冒頭のヘリコプター。どういう意図?

【グレイスケリー・ジェームズスチュワート】の関係が【殺人者・その妻】の関係の対称性で語られがちだが、むしろ【色情症の嫁・男根主義の旦那】の方が、その末路を慮るに適当な比較材料に思う。

サスペンス映画として秀作なのは、言うまでもない。
かん

かんの感想・評価

3.7
あんな美人な恋人が目の前にいるのに、主人公が窓の外の他人にしか目が向かないのは皮肉だな…
それでも献身的に主人公に寄り添う女性像に時代を感じた。
シナチQ

シナチQの感想・評価

4.0
スゲ〜開けっぴろげっぷり!こんだけオープンじゃわからんでもないけど見る時はせめて自室の灯り消さんと!覗き見ばっかしとるもんで療養生活がさらに長引くとゆうバチがあたったんでしょうってことで。
トシ

トシの感想・評価

3.9
🎬裏窓🎬

DVDにて鑑賞

公開日1955,01,29

監督#アルフレッドヒッチコック *
出演#ジェームズスチュアート
#グレイスケリー #セルマリッター *
【ストーリー】
自由気ままな生活を送っていたカメラマンがケガをし、車いすの生活を強いられる。
部屋から一歩も出られず暇を持て余した彼は、隣人の生活をのぞき見る楽しさを覚える。
ある日ケンカの絶えない夫婦の妻がこつ然と姿を消す。
夫の行動に不審を抱いた彼は警察に相談するが。。

【セット・街】
まず驚かされるのが間違いなくセットでしょう。
中庭があるアパートが舞台であるがこれらは全てセット。

撮影スタジオ内に建てられたものであり、そのアパートの奥の店、通行人、車も映り込み、そこは立派な街になっている事が凄い。

物語全てがここで展開される為、力の入れようが違うのでしょう!
サスペンスの巨匠と言われてますが、セットにも抜かりないところは素敵ですね😎

【主人公・部屋】
前に述べた様にアパートが舞台であるが、その中にある主人公の一室から展開されていく。

長いことこの部屋での長回しややりとりを見ていると、映画を観ているものもこの主人公の部屋に安心感を覚え、主人公に感情移入しやすくなっていると思う。

足を負傷して動けない境遇にある主人公にとって「窓」は唯一の情報源であり、社会との接点。
そこから見える風景は、世界のすべてなのであることの表現は見事。

【カメラワーク】
双眼鏡を使い覗く所の切り替わりや、引きの画が多いがそれが主人公の目線と重なり、シーンを撮る動きと違う、生きた動きを見せる事があるのでそのメリハリは面白い。
急なアップとかもそうですしね!

基本長回しなのでリアルなドラマ運びになるし、臨場感もすごく伝わる。

【演出】
前に鑑賞した(めまい)もそうだがやはりヒッチコック作品はBGMが極端に少なく、カメラの長回しが特徴的である。

でも少ないながら今作はBGMの入れ方が上手い!
同じアパートでピアノを演奏している人がいる。その人が引いた曲がそのままBGMに繋がる流れは素晴らしいし、そのシーンにあったメロディを奏でるから良い👏

アパートの住人は常に肌色のインカムをして、ヒッチコック監督の指示を仰いでいるから凄い!
あちらのセリフがしっかり聞こえないのに動作や微かに見える表情で向こう側を伝えるのは凄すぎる😅

【メッセージ】
子犬を殺された中年夫婦が住民たちに対して『なぜ私たちは隣人同士なのに互いに無関心でいられるの?』と涙ながらに訴える場面は印象的。

物語の雰囲気を考えたら若干違和感がある様に見えなくもないが、それよりも本作では男女間の愛のみならず、社会や隣人同士の愛といったテーマをも投げかけている。
大袈裟かもしれないが世界の縮図の様にも感じた。

【まとめ】
やっぱり面白いヒッチコック作品。
ものすごく日常的なのに、サスペンス要素が強い非現実感を醸し出す映像美。

世界をこれほどコンパクトにまとめあげた作品は他にないと思う😎
マスン

マスンの感想・評価

3.9
アルフレッド・ヒッチコックが名人芸を発揮した傑作サスペンス。
アパートの一室を舞台に、ヒッチコックが映画技法の限りを尽くした屈指の人気作,伝説のハリウッド女優、グレス・ケリーの
類いまれな美貌も存分に堪能できる。
U-NEXTレビュー

ジェームズ・スチュワート主演。
足を骨折し車椅子の生活。退屈のあまり真向かいの住人らを眺める毎日.
ある日住人のいるべきはずの妻が姿を消したことから、不審に思い観察していく。

グレス・ケリーが美しい。素敵な服ばかりで感激。「泥棒成金」でも豪華な衣装だった。家政婦と三人で殺人を確信して動き出す。
住人の生活が丸見えだと、気になってしまうかも。 なかなか面白かった。
まぬ子

まぬ子の感想・評価

4.0
驚きは攻撃の大切な武器

まさにその通り!美しいグレイス・ケリーがお色直しして登場するたびにワクワクしちゃう。こんなに驚きとワクワクを与えられたら、グレイス・ケリーを好きにならずにはいられないな。

骨折で部屋から動けないカメラマンが、裏窓から覗くご近所の生活。
ミス・グラマーは男にちやほやされる日々を過ごす一方で、ミス・ロンリーは寂しく孤独な毎日。他にも音楽家がいたり、険悪な夫婦がいたり、それぞれの生活の様子が多彩に描かれていて、「裏窓」から覗ける限られた空間なのに、飽きることなく色々なドラマが観られて面白い。
個人的には、カゴに乗せられて最上階と1Fを昇降するワンコが可愛かった。

覗き見に、双眼鏡を持ち出した時にはオイオイ…と呆れ笑いが出たけど、つい前のめりに観ている自分も咎められる立場じゃない。観ているという光景をまた自分も観ているというのが何だか不思議な感じ。
限られた空間で限られた人物たちの生活を見せられ、彼らの生活パターンや想像できる暮らしぶりを把握させられることで、ジェフの好奇心をすっかり共有させられた。

喫茶店での雑談や電車でのウンチクを盗み聞きするのが大好きな私には笑、覗き見根性すっごくわかるな〜
普段と違うと何かあったのかと心配になるし、孤独な人には幸せを願ってしまう。

終わり方が滑稽で秀逸だった。そして彼はリサから逃げられないんだろうなぁ


# 79/2018

訪問看護師のステラが
最初に登場するときに発する
“ Peeping Tom ” と云う言葉の訳が

字幕では “ デバカメ ” になっていました。


公開当時の昭和30年ならいざ知らず

令和のご時世に “ デバカメ ” で
はたして意味は通じるのかと首を傾げました。

吹替版で同じ場面を確認してみたところ

二回出てくる “Peeping Tom” は

“覗き見” と “覗き魔” で
“デバカメ” ではありませんでしたが

瀟洒で精緻な傑作の誉れ高い作品には
“ デバカメ ” はもはや

相応しくない訳語と感じました。

様々な分野の海外翻訳作品の多くが
新訳で刊行される傾向がここ数年
頓に見られることからも

映画の翻訳にも、これまでの翻訳が見直されて
新訳が付される、という流れになっても
おかしくない気がします。

そんなことを考えさせられた一本でした。
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