Blu-ray所有
(公開時に劇場鑑賞してます)
"A Wakening of the Trailblazer (先駆者の目覚め)"
地球から無くならない紛争を武力による介入によって根絶するために組織された"ソレスタルビーイング"。この最強のモビルスーツ・ガンダムを有する組織によって世界は統一され、一応の平和は訪れたが未だ人類は未成熟なまま。しかし、人類の新たな進化のカタチ・"イノベイター"への道は開かれ、外宇宙への人類の一歩が踏み出されんとするとき、木星から謎の変異性金属体・ELSが地球に向けて飛来して来た！って話☆
イノベイターとは、状況把握力、空間認識力、脳量子波の増大、細胞変化による肉体強化、理論的には常人の倍に等しい寿命があると考えられ、GN粒子散布領域内では脳量子波による意識共有すら可能である進化した人類のこと。
そのイノベイターと接触せんとELSが大挙して襲来した、目的不明のまま。
連邦政府が総力を結集してそれを迎え撃つも、圧倒的物量で押し寄せ、しかも地球側兵器に合体融合変形するELSになすすべなく駆逐されていく。
高濃度粒子領域内で脳量子波による意識の共有を行い、戦闘空域で人々の想いをつなげ戦いをやめさせるための機体・ダブルオークアンタ。この機体と、量子型演算処理システム・ヴェーダとリンクしたティエリア、そしてイノベイターとして覚醒したパイロット・刹那が、直接ELS中枢に侵入し対話を試みます。
テレビシリーズでも度々語られていた「来るべき対話の時」が描かれることの驚きと感動が本作にはあります。
意識を伝達する原初粒子の発見、その粒子を製造する半永久機関の基礎理論の構築、量子型演算処理システムの発明、軌道エレベーター建造に伴う太陽光発電システムの提唱、どれも人類を豊かにする大変な技術を300年近く前から発明・準備していた超天才・イオリア。彼は現在の人類を信用しておらず、思い込みや先入観にとらわれ真実を見失うことなく正しく知性を用いることが出来る、進化した人類・イノベイターの出現を予見し、未来を託した。
Peace cannot be kept by force.
It can only be achieved by understanding.
(平和は力によっては維持できない。
理解によってのみ平和は達成される。)
現実世界の戦争は絶えることはなく、人類は未だ一つになれていませんが、互いに誤解なく理解し合える美しい世界を夢想してしまう一本(^_^)☆
