まずこの作品の良さはなんといっても実話なところ。この映画を観ただけではフィクションなのか実話なのかわからないくらい、フランクの詐欺に魅了された。それも17歳で。捕まりそうで捕まらない犯罪映画と同時に、アバグネイルという男の半生を描いた作品でもある。天才的な詐欺の能力はもちろんだけど、その中にやはり17歳という少年の1面もみてとれた。犯罪者であれ親を失った1人の青年を、カールは見逃せなかったんだろうな。嘘の中でしか生きられなかった少年がやっと社会に。良かった。ディカプリオとトム・ハンクスの役がマッチしすぎてた。
