まいむ

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのまいむのレビュー・感想・評価

4.0
吹替版で鑑賞。

鑑賞前 自伝小説が元になっているという情報を知ってはいたが、やはり実話だということに驚かずにはいられなかった。

ただの狡猾な詐欺師ではなく、年相応の純粋さ あどけなさ いじらしさなどが垣間見えることによって 人間的な魅力を感じてしまった。

特に印象に残ったのは、ブレンダの両親が仲睦まじく過ごしている様子(後ろ姿)を フランクが見つめているシーン。
内心複雑な心境なんだろうと無意識に思っていたが、とても純粋な気持ちが伝わってくる表情にも思えた。

フランクとカールのクリスマスのやりとりで、なんとなく船と波止場を連想した。
大海原で なんとか1人旅ができているとしても、寄る辺がないのは やはり些か心細いものだろう。
終始2人の関係性に強く惹かれた。

オープニングのセンスが秀逸だし、終わり方も後味がよく素晴らしい作品だった。
まいむ

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