吉倉光希

ファンタジアの吉倉光希のレビュー・感想・評価

ファンタジア(1940年製作の映画)
3.5
あー!!!やっと見れたー!!!

元々の作品にとらわれず、音楽だけで世界を広げているのがとても良いなと。アニメーション中はセリフがなく映像と音楽だけなのが最高に好きです。音ハメも美しい。
お花とか、水とか、光とか。そういうありふれてるはずのものをここまで視覚化できるとはすごいこと。

「美しい」さと、どこか「はしたなさ」「愚かさ」が垣間見えるのもいいところ。

やっぱトレパックの盛り上がり方いいですね。あしぶえも中国も好き。中国はさりげなくポージングがカンフーっぽさあってこだわりを感じました。ちっちゃいきのこの可愛らしさよ。
音楽団が男性ばかりなのは時代の関係なんだろうなぁと思ったり、地球の成り立ちも当時の説を採用しているので(今若干変わったんじゃなかったかな?)、そういった意味でも貴重な資料だなと。

魔法使いの弟子がやっぱりストーリーわかりやすいのもあって入り込みやすかったですね。イェン・シッド様思ったより過激でした。お尻ぺんぺんびっくりだよ。

カメラワークの滑らかさが本当に訳がわかりません。これセル画だよね???どういうことなの?????

「クラシック」ってこんなに奥が深いんだなと。アニメーションの美しさって引き出すとこんなに素晴らしくなるんだと。
そう認識させていただきました。
吉倉光希

吉倉光希