あにちゃん

パーフェクトブルーのあにちゃんのレビュー・感想・評価

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)
2.0
アニメ映画ながら、振付師がスゴイ。
当時のスーパーアイドル安室ちゃんの振り付けもやっているIZUMIさんだった。

アムラーの私はそこでクライマックス。

1998年は映画のお仕事もされてたんですね。存じ上げませんでした。


映画は、シンプルすぎるストーリーと映像との釣り合いが楽しめず、残念な結果に。
しかし、周りの中高生、大学生っぽい観客たちにはウケていた様子だった。
「真実は存在しない」という哲学は、リアルを生きたい若い彼らにとって斬新であったのだろう。
ある程度大人になってしまうと(年齢的な意味に限らず)、映画同様、なんとなく予期できてしまったり、割り切れてしまう感情が邪魔をするんだろうな。

本当に必要な物はわずかである。このことを身を持って学ぶ機会が多すぎたのだ。

付け加えるとすれば「他人軸で生きると不幸になる」というメッセージだろう。
若年層を狙うからこそ、ビックリ!で終わらせずに、その後に繋げる問いを残して欲しかった。