パーフェクトブルーの作品情報・感想・評価

「パーフェクトブルー」に投稿された感想・評価

アイドルから女優へ変わる未麻の話。

キャリアチェンジの不安、演技を行う女優という仕事の特殊性、(アイドルの未麻に執着するマネージャーのルミとルミに操られた内田警備員による)不可解な事件によって、未麻は精神的に衰弱し、アイドルの未麻の幻影や、ドラマと現実との混同に苛まれる。
ルミによる追跡からの逃走のなか、未麻は、自分は自分であると意識することができ、アイドルの未麻の幻影を振り切ることができる。
「私は本物だよ」と自分が選択した女優としての未麻に自信を持つことができるようになる。
ChieP

ChiePの感想・評価

3.4
サイコホラー的なアニメ、って
評判だったので観てみた。

B級アイドルグループの一人が
女優に転身し。慣れない世界で
苦労と苦悩と幻覚・・・な話。

ドラマ撮影の/劇中劇なのか?
現実?幻覚?夢なのか??
わからなくなってくるーー💦

のが、作品のテーマなんですね。
ハッキリさせずに⇒匂わせる感。

私には、ちょっと難しかったけど
ダークな雰囲気は良かった◎
の

のの感想・評価

3.9
現実なのか妄想なのか、どんどん境界が分からなくなってくる様が恐怖を煽る。
しかもヤバいやつの描写がとことこんヤバい、未麻の恐怖を疑似体験しているような感覚に陥ります…でも美しくて好き。
【2022年29本目】

あまり売れていない3人組アイドルグループ「cham」の(おそらく)センター:未麻は、アイドルを脱退して女優に転身する。
女優の仕事はなかなかうまくいかず、本人がやりたい仕事ではないこともさせられたり、ストーカー被害に遭ったり、自分の周囲での怪事件もあり、次第に自分がわからなくなっていく話。

アニメ作品でこんなに怖いと思った作品は初めてだった。とにかく恐ろしい。現実と虚構の入り混じり方も程よく、そこまでぶっ飛んだファンタジー感もなく、リアルだからなのかな。
身体の芯?心の奥底?からじわじわ不気味と恐怖に侵される感じだった。
レイプやグロ、ストーカーなどのショッキングなシーンもあるので苦手な人は注意です。

声優さんの迫真の演技もよかった。未麻ちゃんの苦しむ演技にすごくしんどくなったし、ルミちゃんに松本梨香さんをキャスティングしたの本当に正解という感じですごい。

配信になかなかならないので、久しぶりにレンタルビデオ店で借りて来て観たけど、DVD特典の関係者インタビューが面白くて作品に対する解像度も上がるし、それだけの価値はある作品だった。
シーンに入る赤色を「鮮明な赤」色にするようこだわっていたこととか。

しんどいので何度も観たい!という作品ではないけど、また内容忘れた頃に観たいなあと思った。
すごい作品だったので、観終わってからもずっと余韻に浸りながらぐるぐる考えてしまっている。

監督がご存命だったら、今頃どんな作品を作られていたんだろうな〜と考えられずにいられない。これがデビュー作なのも信じられない。すごい作品をありがとうございました。
mai

maiの感想・評価

4.1
ここまで生々しくグロいアニメ初めて観た。
現実なのか夢なのか脚本なのか妄想なのか、
不気味なのに続きが気になりすぎて、
ラストまで目が離せなかった。
パプリカも観たくなった!

このレビューはネタバレを含みます

いいもの見た、それに尽きる!
オチはよく分からないけど…
その余白もいい意味で洋画っぽくて最高。
本当に「才能が惜しい。」

現実と妄想が曖昧になっていくシーンは、「未来世紀ブラジル」と「ブラック・スワン」を彷彿とさせる。
見てるこっちも取り込まれていく絶妙な気持ち悪さ!

インターネットと現実が入り混じる描写も、ある意味予言的で、AKIRAの大友克洋さんがクレジットされてるのも納得…!等と思ったけど、よくよく情報を掘ってみると大友さんは名前貸ししただけで製作には全く関わっていないらしく笑ってしまいました(笑) 怖いシーンの民族音楽的なノリも踏襲してると思ったんだけどな〜(笑)

映画の最後に製作陣へのインタビューが入っていて、それもまた面白かった。
特に印象に残ったのは「今監督が酔っ払ってアーケードに登ったことがあり、その時の経験をもとにあのシーンを作った」という話。
アウトプットが上手すぎるんですよ(爆笑)
普通の人がアーケードに登ってもああはならん(笑)
それに製作陣の面々もまさに今さんの映画に出てきそうなアクの強〜い方々ばかりでそれも面白かった(笑) 人選から個性出まくりですよ(笑)

そうして完成したパーフェクトブルーは、その時まだ漫画家だった今さんに初めて映画を撮らせた物で、最初はビデオ映画としてのみ公開する予定がどんどん評判になってしまい劇場化、さらには海外からの絶大なる評価も受け、数々の賞を受賞…
という華々しいデビュー作。
いや、完成され過ぎていて何がデビューぞ、という風格ですが(笑)
たしかに作画がやや雑い?と思うところもあるけど、この経緯を知ると全然納得です。

今さん曰く、「絵→漫画→アニメ映画を撮るに至ったが、自分にとって全て同じ『作品』である」とのこと。
たしかに、アニメ映画だけどアニメっぽくない(クオリティを揶揄しているわけではないです。日本のアニメは素晴らしい。でもなんとも言えないノリ違いというか)、この重厚さというのは、やはりお金のかかったハリウッド映画に親しんだ今さんだからこそできた、ある種ボーダーレスな映像作品と言えましょう。
(今さんの映画オタクぶりは後の千年女優、パプリカから窺い知れます)

夢現や現実と非現実の溶け合うさまはまさにこの作品からはじまり、千年女優を経てパプリカに結実する、といった感じでしょうか。
今作も間違いなく名作であり、今監督ファンを自認するなら絶対に見るべきです。

…それと平沢進さんのファンの方は例のシーンで笑ってください(笑)私は吹き出しました(笑) すみません(笑)

そして最後に一つだけ疑問。
なぜこれだけ「レッド」が多用されていたのに、パーフェクト「ブルー」?
理解力のない私には一回観ただけだとよく分からないまま…
解説見てこよう!
K

Kの感想・評価

3.0
偶像を担ってたけど、気づけば偶像に寄り縋るというか、んー現実と虚構?非現実?ようわからん。でも自分を見失っていく様子はまさに地に堕ちていく感じやったな。もう一回見たら感想変わりそう。
難しくて理解できなかった。
主人公の未麻はchamという売れないアイドルグループに所属していたが、脱退し女優になった。しかし良い役を貰えず出演のシーンは短く、ストーカーをしてくるオタクがいたりでストレスになったのか解離性同一障害になった。
最後は、マネージャーのルミが自分を未麻だと思い込み、元のルミの人格は戻らなくなってしまった。
難しかった。あとこの作品の3年後の千年女優に比べて絵が雑に感じた。
20幾年前の作品とは思えないほど、現代でもリアリティを感じられる傑作。今敏の鋭い感覚、異次元的な構想に目が離せなかった。
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