パーフェクトブルーのンケダソのレビュー・感想・評価

動く江口寿史の少女。
至高の狂作。

作中、アイドルファン達の“これだから日本のサイコスリラーは〜”的な台詞が監督の最大限の皮肉でしょうと捉えた。

待望だったから観る事ができて幸せだけれど、この映画の存在を知る事なく観る事なく過ごすのもそれはそれで幸せ。かもしれない。壮絶なトラウマ。

あと真っ直ぐに音楽、凄く良いです。90'ど真ん中。

パプリカも大概にしてくれと思うけれどもパーフェクトブルーの後の作品となると今敏だいぶ丸くなったなとさえも感じてしまいます。