れもんせ

トムボーイのれもんせのレビュー・感想・評価

トムボーイ(2011年製作の映画)
4.0
10才の少女がアイデンティティを探求する過程のお話です。

前情報なしで鑑賞していたので、普通に愛情たっぷりの家族を見ていて
「あれ?コレ、なんか事件でも起きるのかな?」
と一旦止めて、あらすじを読む。

はぁなるほど。

しばらくすると、確実なな問題が見えてくるシーンに移行していきます。

10才の少女は引っ越しした先で、少年のフリをして夏休みの間を地元の子供達と過ごします。
さて、夏休みが終わる頃この先どうするか?
という話なんですが…。

家族は、
パパとお腹の大きいママ、6才の妹と10才の少女、4人家族です。

愛情たっぷりで、姉妹も仲が良い家族なんです。

子供同士で遊ぶ姿もナチュラルに描いてありました。

『昭和の日本』的な家族関係と子供達のコミュニティ。そんな印象w
それをフランスで再現されているかのような…
観ていて心地よかったです😊
スキンシップってとても大事です。

少女の抱える性の確立。
これもふんわりと描いてあって、まだ成長過程なので白黒はっきりさせていないところも、重すぎず苦しすぎずヨカッタです。

この姉妹がとにかく可愛い✨
母も美しい✨
自然も美しい✨

性同一性障害問題の前に、10才でもアイデンティティに悩む人はいます。という作品かな🤔

爽やかに仕上がっているので、子供が主役の作品が好きー!という方にはオススメです。
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